あなたはどんなタイプの"花”ですか

美しい花のような貴女へ

四季折々・・・何処でも見られる美しい花々。足元に小さく揺れる草花から壁に絡まるつる性の植物、そして木に咲く花など、沢山ありますね。でも、ご存知かも知れないけど花にも多種多様のタイプがあります。

まずは、一年草!
その年の与えられた季節だけに咲く見ごたえのある花です。”花の命は短くて・・・”と、美女に例えられた花は、主にはこのタイプと思われます。

そして、多年草!(宿根草)
一度植えられたなら自分の季節が再び巡リ来るまでじっと待ち、毎年々続けて咲く花です。短命な一年草に比べれば、こちらは花のご長寿とでも言えるでしょうか。

もっと分類してみると、あるタイプの花は厳寒の冬に負けない耐寒性で、あるタイプの花は夏の酷暑に負けない耐暑性です。そして、土の乾燥なんか全然平気だけど多湿には弱い花のタイプ。反対に、多湿は大丈夫だけど乾燥は駄目と言う花もあります。太陽の光が大好きな花と日陰でも平気な花もいる。さらには、土壌は酸性を歓迎する花と逆にアルカリ性を歓迎する花、などなどですね。

このように数え切れないほどのタイプの花があって、どれも全く同じという訳ではないのですね。多種多様と言う点で人間と似ています。

ですから、種をまく時にも苗を植える時にも、その花のタイプを詳しく「知ってから」作業をはじめなければならないのです。もしも、何の知識もないままに闇雲に作業に取り組むなら、残念ながら育たないわね。そう、種を蒔いても芽が出ないまま「あら、ここに種を蒔いたはずなのに・・・どこに消えたのかしら?」となってしまうでしょうね。

つまり、咲かそうとしている花のタイプを、先ずは!知らない、と花を咲かせることが出来ない訳です。花自身にとっては命が懸かっています。野生の花と異なり、植えてくれる人間に委ねられるわけですから、大変です。この点では彼女達よりも人間の方が、言うまでもなく自由選択が可能ですから、真実に恵まれていますね。

しかし、私たち人間の場合は・・・自らが”美しい人生を送る花であり、同時に、自分を育てて咲かせるガーデナー”ですね。成人になってからも、自分自身のガーデナーとしての務めを放棄して、他人に全部を依存しては植物と同じです。いつでも他人の勝手によって捨てられても、文句一つ言えない土壌に植えられた花の立場と同じになってしまいます。

では、自分の願う人生を咲かせるための有能なガーデナーとしては、まず、何が必須でしょうか?そう、先ずは自分を知ることですね。自分はどんなタイプの人間か?どんな人生の花を咲かせたいのか?ということを自己分析してみましょう。

例えば、貴女は花で言えば「太陽が燦々と当たる場所」のような人間社会の人々の注目を浴びる事を大いに好む方でしょうか?それとも、「日陰でも平気で育つ」ようなどちらかと言えば一人で物事を楽しんだりしている方を好む方かしら?

一年草のように、その場限りでくよくよせず仕事も人間関係も楽しむタイプに入りますか?それとも多年草(宿根草)のように、いつでも全ての事を心に留めていて責任をもって確実に物事を行うことに喜びを持つタイプですか?

或いは、木のようにしっかり自ら立って生きていく自立タイプでしょうか?それとも、つる性植物のように誰かに依存しつつ、自らを咲かせるタイプかしら?

日々続く他の人の冷酷さや不親切にも容易に絶える耐寒性植物?それとも、人の冷たさには耐えられないけど、焼け尽くされてしまいそうな災いや大きなトラブルには滅法強い真夏の花のようですか?

このようにして・・・自分の、性格、傾向、特技などをもノートなどに簡潔にメモしてみるのは如何でしょうか。

その際、短所や弱点ばかりを論うのではなく、自分に公平かつ正直になり、長所や強力な良い点をも沢山みつけましょう。他の人と決して比較しないでね。花はそれぞれが全て「自分」を持っているように、地上に唯一つの生きた命を持つ貴女ですから、自信と自尊心を抱いて独自だけを分析しましょう。

さらに、人によって、なりたい自分や貫徹したい人生のあり方が多種多様であることを、忘れないようにしたいものです。多様性が社会を成り立たせているのですから。それぞれに理想のタイプがあるでしょう。例えば、明るく茶目っ気のある可愛い女性になりたいでしょうか?品位溢れる教養のある女性ですか?清楚で凛とした女性ですか?どれも皆素晴らしいですね。そして、仕事は何をしたいでしょうか?何をやり遂げたいでしょうか?思うとおりに考えましょうね。ただし、人真似は長期的に洞察すると、やがて自分を窮屈にしてしまう自傷行為なので、注意しましょうね。

人生の理想とする指針や目標のない人は、自己分析の結果を熟考してから着手するか、或いは、しばらくの間は閃きや気付きがあるまでは辛抱して待ちましょう。自分の季節の到来を待つ多年草のようにですね。いつか、貴女のタイプに合った理想の人生の門出が来るでしょう。

二度と戻らない生涯を送るという重大な件にも拘わらず、何かと焦るのは愚の骨頂ですからね。何の疑いもなく占いに委ねたり、流行の人間哲学に泥酔しないようにしたいものです。そこから自分の益になりそうな何らかのヒントを得るだけならまだしも・・・自分の人生を、時世の流れや他人のインスピレーションに、任せてはなりませんね。飽く迄も、自分の人生ですから慎重の上に慎重を重ねても自己選択のほうが後悔しないで済みますから、宜しいのではありませんか。

では、貴女はどんなタイプの「花」で、どんな色や形の「人生の花」を咲かせたいのでしょうか? まず自分自身を冷静に自己分析してみて、自分自身を知る事からスタートしましょう!

あなたのすぐ傍らで可愛い花が、何かを告げています。
ざわめきの止まない心を、そっと鎮めて・・・心の耳を傾けてみませんか!
彼女達が人々へ伝えたいと願っている温かく優しい言葉を聴きましょう!
煌く予感が溢れる今日と言う毎日を、日々年々重ねるために、必要な実際的な知恵の力を注ぎ込んでくれるかもしれません。 by 徳川悠未

I'll give you flower's message.

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