花から学べるファッションセンス

美人のファッション

たとえば、初夏の空を映し出すかのようなコバルトブルーの花、ブルーデージー。
それに、世界中の女性に古今を通じて愛され続けている、花の女王バラ。
しとしと静かに降り注ぐ雨の中に、しっとりとひそかに青やピンクの花を咲かせるアジサイ。
真夏の輝く太陽を浴びて、明るく笑っているかのような向日葵。
夏の風と遊んでいるかのように、楽しそうに咲いているサフィニアの花々。

どんな花が好きですか?
どの花もすべて各々素敵だと思いませんか?どの花もその姿を直した方がいい、と思うのはありますか?その茎、葉も共に考慮してみて、醜いとか、みっともないと思う花があるかしら?

私たちの好き嫌いは別としても、ほとんどは直す必要はなく、それなりに魅力的ですね。チャーミングのやら、気品があるのやら、聡明そうで知的印象を与えるものやら、優しいのやら、控えめで落ち着いているのやら・・・様々だけど全部に確りとした独自のセンスがあることに気が付くのではありませんか?

ところで、花とそれを支える葉や茎を交替してみたらどうなるのか考えてみたことありますか?例えば、向日葵の葉と茎の頂に、バラの花の部分だけが載っているところを想像してみてください。そして、それが夏のギラギラの太陽の下に咲いているところを。

反対に、バラの葉と茎に向日葵の花の部分が付いているところはどうですか?重たくってうなだれちゃうかもしれませんね。バラのあの芳しい香りは、どこへいったのかしら・・と思うことでしょうね。やっぱり花は今のままが最高のセンスと言う事です。

では、私たち人間の「センス」はどうでしょうね。痩せたファッションモデルの女性が似合うのを見ては、すぐに真似してしまうのは嫌ですね。また、流行に振り回されて、皆同じファッションでは、その人自身の折角の魅力を引き出せません。

それでは、洋服を着る前に大きな鏡の前で自分自身を頭のてっぺんから足までよく観察してみましょう。

肌の色に合わせて自分には何色が似合うか?あの女性に似合っても、自分はどうかしら?と一考しましょう。どんな柄模様が似合うか?ストライプか、プリントか、大きい幾何学模様かもイメージしながら、頭の中で着て見ましょう。花柄は可愛いけど顔が消えちゃいそうですか?

ネックラインや長さや顔立ちからして、どんな衿なら顔が引き立つでしょうか?デコルテや鎖骨はどこまで露出するのか、とかも考えましょう。もしかしたら自分の体型上、憧れのスーツもやめなければならないとしても、あの清楚なワンピースなら似合うかも知れません。

胸元にスカーフ、それともネックレスがいいかな?花たちを見ても分かるとおり、ちいさな優れものであるアクセサリーは特に付けている人のセンスがものを言いますね。ピアスやイヤリングで垂れるのはヤング向きであるそうですよ。面接や営業でも「出来る女」?は、垂らさないピアスやイヤリングを付けているものとして評価されるそうです。では、それらを知り、磨くために、ファッション雑誌などを参考にするのは賢明ですね。

ヘアースタイルはどうでしょうか?日本全国の女性という女性がロング・ヘアならば、貴女はショート・ヘアにしてインパクトを強く与えてみるのも良いかもしれませんよ。巷の流行りに簡単に乗せられない、自信と尊厳に満ちた自分を確り持った女性として高く評価されて就職率も上がるというものですね。髪にウェーブがあった方がいいか、それともストレートが自分の描くイメージに合うでしょうか?

何よりも自分のチャームポイントが引き出せて、嫌いな所(例えばお腹など)はカバーできる、そんなファッションを覚えてしまいましょう。 ファッションが貴女のメッセージなら、貴女は自分をどのように他の人達に「メッセージ」しているかしら?流行に何でもかんでも乗る人、それとも自分を知って個性を失わないハイセンスの持ち主かしら?自分のファッションで気持ちも変わるものですね。だから、T・P・Oの他に、今日は自分がどんな女性として過ごしたいか、も考えましょう。花のように自分なりのファッション・センスを持ちましょうね。美しい花がハイセンスであるように、センスの良さは美しい女性である為の必要条件ですね。

ところで、美しい花のファッションが ハイセンスな訳には、もう一つ大切な分野があります。それは「言葉遣い」です。美しい花から発する香りは、その姿かたちをより一層美しくします。貴女の言葉遣いは如何ですか?それが、大切なファッションの一つであることについては、こんな場面のイマージングで納得です。

そこには上品なスーツと素敵なワンピースで身をまとった30歳から40歳ぐらいでしょうか・・・女性がふたりでレストランの窓際近くの椅子に座り、ティータイムを楽しんでいた、とします。さて、そのふたりの会話が隣席の人に時折聞こえてきます。「え?チョウーヤバイよ。」「ウザイっし。」「まあ、ガッツリ食うか。」!聞こえてしまった隣席の人が面映くなりますね。ふたりの優雅で知的なファションは無駄です。私たちが無意識のうちに求めているのは、内側に秘められた気高さと奥ゆかしさなのです。そうした本当の美人は何処へやら・・・。

これらの言葉は、今、十代のいわゆるギャルと言われる若者が流行らせた「ギャル語・言葉」ですね。まだ大人として完成されていない若者の言葉遣いを取り入れた日本の円熟した女性は多いようですが、本当に教養のある大勢の女性は決して使っていないことをご存知でしょうか? テレビや映画に出演するために、役柄上、ギャル言葉を使わねばならなかったある女優さんは、決してプライベートでは使っていないそうですよ。では、若者達のお手本になって当然の年齢になったら、気をつけましょうね。日本の未来を支える若者達のためにもです。メディアに流されないようにしたいものです。

「心に満ち溢れているものから口は語る」のですから、汚い言葉ではなく慈しみ深く品の良い美しい言葉を出す人は心も美しいはずです。趣のある日本語は数え切れないほどあるはずですものね。それで初めて、他者の目にファッション・センスさえも素晴らしく見える訳ですね。

常日頃から、本当に美しい女性は「美しい言葉」を発します。罵声や男性の言葉や汚い言葉を発することのないように努めましょう。美しい言葉はそれゆえに、ファッションもより一層魅力的になるのですね。高価な洋服をいくら素敵に装っても、言葉で台無しにしてしまうなら銭失いになります。本物の美しい女性として人生を重ねたいなら、心から美しく上品になり、その上でファッション・センスを磨くことですね。そうすれば、花のように香りも相応しい美しい女性として満足できる美しい人生を送れることでしょう。

花のように美しく輝くのは、装飾も内面も言葉遣いも美しい女性ですから!

あなたのすぐ傍らで可愛い花が、何かを告げています。
ざわめきの止まない心を、そっと鎮めて・・・心の耳を傾けてみませんか!
彼女達が人々へ伝えたいと願っている温かく優しい言葉を聴きましょう!
煌く予感が溢れる今日と言う毎日を、日々年々重ねるために、必要な実際的な知恵の力を注ぎ込んでくれるかもしれません。 by 徳川悠未

I'll give you flower's message.

お花からのメッセージ

花とエッセイ

お花から生まれたような短い童話やエッセイをフリーで提供中です。美しい人生を送りたい人たちを応援しています。心温まるフリーの童話として巷の雑誌でも紹介されました。こちらから、楽しんで下さいね。

花束になった「童話集」

美しい花たち

お花からの癒しと慰めの童話集「花の翼に乗せて」のホームページです。立ち読みも可能。
香る可憐な花の生気で透き通る真っ白な翼の上に、あなたを乗せて優しくピュアな世界へと運びます。
子供も大人も楽しめる童話です。是非、お読みくださいませ。

ファンタジーの世界へ

人生の煌き

七色に煌く虹のような童話がいっぱいのホームページです。
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